しぼりたてが無料で飲める!銘酒 澤乃井ができるまでを酒蔵で見学してきた

ある日、居酒屋に行った時のことです。
隣の席の女性が、こんな事を喋っていました。
「この日本酒美味しいー!でも日本酒って、どうやって作ってるんだろうね。よくわからないんだよなぁ」と・・・!!

それを聞き、私、浜松一郎は、こう思いました。

「日本酒のことについて少しでも語れれば、モテるかもしれない」

そう思い立った私は、翌日会社を休んでこんな所まで来てしまいました。







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青梅線、沢井駅です。

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沢井駅には、日本酒「澤乃井」を作っている小澤酒造さんがあるのです!

というわけで、今回は日本酒をより深く理解するために、澤乃井醸造所の酒蔵見学に参加してきました。

いざ!駅から酒蔵へ!

駅を出て道なりに進むと・・・
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このような壁があります!これをつたって歩き、道路に出た所を左に曲がると・・・
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到着です。やはり、綺麗なスニーカーはいい場所へ連れて来てくれます。

それでは、酒蔵見学ツアー行ってみましょう。

まずは日本酒ができるまで

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まず、酒蔵見学を始める前に、このお部屋で日本酒ができるまでの工程を説明してくれます。
是非、直で聞いて欲しいので、ざっくりと説明すると・・・

1,お米を磨く

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まずは原料であるお米(玄米)を精米します。お米の回りを磨く(削る)ことを精米といい、たんぱく質や脂肪が多い部分を削り取ることでお米の美味しい部分だけを残します。

磨いて残った部分の割合を精米歩合といいこの割合で出来るお酒の種類が変わっていきます。

要は精米歩合が低いほど、お米はより磨かれていて、高価なお酒となります。

例えば、私たちが普段食べている飯米だと精米歩合は92%〜93%とあまり磨かれていません。
コンビニなどで売っている、カップ酒などの普通酒では70% 純米酒は65% 、大吟醸だと50% のように、どんどん精米歩合が下がっていくにつれて、お酒のグレードが上がっていきます。

そして小澤酒造で一番高価な『大吟醸 梵(ぼん)』だと驚きの35%!
なんと半分以上のお米は削られてしまっているのです。お米は、中心部分にいくほど繊細になるため、割れないようにゆっくり削る必要があり、その分時間もかかってしまうのだそうです。

精米されたお米は洗米され、水に浸され、蒸されます。

STAND豆知識:普段食べている「飯米」と、日本酒に使われる「酒米好適米」の違い。それは大きさです。上記の通り、日本酒は雑味を消すためお米を削ります。大きいということは、もちろん稲自体の背も高いため、倒れやすい。つまり酒米好適米を育てるのも一苦労なのです。

2,麹造り→もと造り

蒸したお米に麹(でんぷんを液化、糖化する働きがある)を混ぜます。この麹がお酒の出来を左右すると言っても過言ではありません。

そして、出来上がった麹と蒸米、仕込み水に酵母(こうぼ)を混ぜ酒母(しゅぼ)を作ります。※お酒の元となることから、酒母は「もと」とも呼ばれます。

横を流れる綺麗な川です。

3,仕込み

出来た酒母に麹、蒸米、水を加え、もろみを造ります。

一回に仕込むと酵母が薄まり死んでしまうため、3回に分けて仕込みます。この方法は三段仕込みと呼ばれています。

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そして、”上槽”と呼ばれる酒を絞る工程に移っていきます。絞って出た液体は酒となり、個体は酒粕となります。

その後、酒は濾過され、それによって酵母を除去し雑味の発生を防ぎます。

4,火入れ

最後は火入れ。火入れにより殺菌することで、微生物の繁殖を防ぎ、酒質の安定を図ります。

そうして作られたお酒は市販清酒として私たちの手元へと渡っていくのです。

STAND豆知識:最後の火入れがされていないお酒を”生酒”といい、できたての味が楽しめます。しかし、火入れによる殺菌処理が行われていないため、早く飲まないと本来の味が変わってしまいます。

いざ!酒蔵の中へ!

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いよいよ酒蔵見学です。酒蔵の入り口には酒林(別名:杉玉)が掛かっていて、これが酒屋のシンボルとなっています。

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STAND豆知識:この酒林、古くから酒蔵でその年の新酒が出来たことを愛飲家に知らせるために吊るされたもの。今も年に1回「新酒」の発売に合わせて新しいものに変えられます。なので、緑の濃い杉玉がかかっているときは新酒が出た!ということです。

では酒蔵へと移動しましょう。

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一見、水たまりに見えるこれ。実は、消毒槽なのです。
酒蔵に入る前に、ここで足の裏を消毒をします。

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まず最初に案内されたのは、元禄蔵と呼ばれる1702年創業の蔵です。
中に入り頭上を見上げると、釘を一切使わずに大木を組み合わせて建てられた見事な作りに思わず息をのみました。

お酒は温度変化に弱いため、外の温度変化に影響されにくいように、土壁で作られています。冷暖房は設備されていません。

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真夏の猛暑日や、真冬の氷点下まで冷え込む時期でも、5度〜25度の間に保たれています。

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中には大小複数の酒造タンクが並んでいました。上に書かれている「214」は識別番号、つまりタンクの名前です。下の「8101」は、このタンクに入る容量を表しています。ちなみに、底から30cm部分は酒税部分だそうです。

STAND豆知識:もしこのタンクに入ったままの日本酒を購入すると、毎日1合ずつ飲む計算で約120年間かかります。日本酒の適量と言われている2合でも60年かかる計算です。

お酒を絞る部屋へ

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次に案内されたのは上槽室と呼ばれる酒を絞るお部屋。
この自動上槽機では、布と板からなる幾層ものフィルターに外側から圧力をかけ、醪(もろみ)からお酒を絞り出していきます。絞られて出た液体は清酒になり、粕は酒粕となります。

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また、玄米から精米された白米と、精米後に出たぬかを見せて頂きました。赤ぬかや、でんぷん質を含む白ぬかは、食品の原料などに利用されるそうです。酒作りにおいて、捨てるものがないとは素晴らしい。

天井の低い「明治蔵」

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続いて案内されたのは明治蔵です。まず入って目につくのは、タンクのサイズに対しての天井の低さ。機械がなかった昔は、酒を担いで階段を上り下りして作業を進めていたからだそう。

もう一つ注目するべきポイントは部屋の暗さ。見学させて頂いた日は平日だったので、蛍光灯にも電気が点けられ多少明るくなっていましたが、休日は基本的には電球のみ。

なんでも蛍光灯は紫外線が強く、お酒は紫外線に弱いからなんだとか。ちなみにここでは、蛍光灯も紫外線が弱いものが使用されています。

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次に案内された所では、写真でも分かる通り、瓶に入ったお酒がズラーと並んでいました。

これは熟成酒と呼ばれるもので、単なる古酒とは違い、あえて寝かせることで熟成させているそうです。ここには1997年から2009年までの熟成酒が保管されていました。気になるお味の方は、味、色、香りなどが通常の酒と異なるため、人によって好き嫌いが分かれます。

STAND豆知識:「純米」と表記されているものと、それ以外のお酒との違いは、醸造アルコールが使用されているかどうかなのだそうです。醸造アルコールを入れると酒質が安定して香りが高まりますが、「純米」という表記のある日本酒にはこの醸造アルコールは使用されていません。

180年前に作られた井戸

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最後に見せて頂いたのは蔵の外にある井戸です。こちらの井戸は180年ほど前にノミとカナヅチを使って掘られた横井戸です。全長は140mにも及びます。

洞窟のような中を通っていくと、そこには井戸水が・・・・

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見てください!この透明感!
透明度が高過ぎて、水が流れているのにそれを肉眼で確認するのは困難でした。
小澤酒造さんでは、お酒の原料となる水はもちろん、米や機械、瓶を洗うのも、全てこの井戸水を使っているそうです。

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一通り見学を終えたところで、最後は待ちに待った日本酒の試飲です。
小澤酒造さんでは、自社で生産した日本酒を見学参加者に無料で提供しています。

ということで私、浜松一郎も一杯頂きたいと思います。

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非常に飲みやすく、グビグビ飲めてしまう味です・・・!!
くぅ〜!!!旨い!!!

日本酒は多くの人の手によって、生み出されている

日本酒は、使うお米、水、環境、作り方の違いで、1つとして同じ味はありません。まるで人間のようだ・・・そんなロマンチックなことも考えられてしまう位、日本酒は奥深いモノです。

もし少しでも日本酒に興味がある方は、是非澤乃井の酒蔵見学に行ってみてください!

実はこの酒蔵見学、無料で行われています。

小澤酒造株式会社
住所:東京都青梅市沢井2-770
電話番号:0428-78-8215
見学開始時間:11時・1時・2時・3時
HP:http://www.sawanoi-sake.com/
ご予約、詳細はこちらから
http://www.sawanoi-sake.com/service/kengaku

おまけ

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酒蔵の隣にある澤乃井園もお食事処や綺麗な清流をゆっくり堪能出来るので、酒蔵見学をして、ここでまったりデートをするのも乙です。

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